透き通ったタイプのモスアゲートの石がレース彫金の石台に施されたアンティーク製のシルバーリングです。

日本語でコケ瑪瑙という名前を持つモスアゲート。
深い森林を切り取ったようなこちらの石には、持ち主を日常の中の些細な美しさに気づかせてくれる力があるとされています。

石をよく見ると結晶の白色部分も混ざっている、とても趣きのあるこちらの一品。
シルバーの石台の額の部分には、アールヌーボー調の有機的な柄が表現されてあり、アンティークならではの繊細な作りが独特で上品な雰囲気を醸し出しています。

買い付け先の方のお話によると、大変古いお品との事でした。石台のデザインなどから見ても、おそらく20世紀初期のものかと思われます。
その長い経年により、遠目ではわかりにくいのですが、レース彫金が途切れている部分が4箇所あります。
オランダで銀細工の修理を行っている方に委託していたのですが「修繕は不可能に近い、このまま大切に使用し続けるのが最も美しく保てる道と判断する」との答えが帰って来ました。
こちらに掲載するか悩んだのですが、希少な一品なので、アンティーク製品の美しさを楽しんでいただける方にと思いご紹介を決めました。
写真に赤いシールと共にレース細工が欠けて要る部分を記してあります。ご確認ください。



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サイズ：約16.5号
円周：約5.71cm
直径：約1.79-1.81cm
素材：シルバー・モスアゲート
仕入れ地：オランダ・アムステルダム



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